iAuto自動手書き機を使用する場合、スムーズな紙送りは、高品質で途切れることのない筆記を実現するために不可欠です。ほとんどのプロジェクトは標準的な水平送りで完了しますが、用紙のサイズや材質によっては、水平送り時に紙の傾き、紙詰まり、筆跡の歪みなどの問題が発生する場合があります。
これは特に、 #10封筒やA6用紙などの小さめの用紙でよく発生します。これらの用紙では、短辺をローラーがしっかりと掴みにくい場合があります。このような場合の解決策は、用紙を縦送りにし、文字を横向きに揃えることです。このガイドでは、横書きテキストレイアウトで縦送りを設定する正しい方法をご案内します。
ステップ1: 正しい用紙サイズを作成する
まず、iAutoソフトウェアで用紙サイズを定義します。縦置き給紙の準備をする際は、以下の点に注意してください。
- 短い方の辺を幅として設定します。
- 長い辺を高さとして設定します。
たとえば、 A6用紙(105 mm × 148 mm)を使用する場合:
- 幅 = 105 mm
- 高さ = 148 mm
このように寸法を設定すると、用紙が垂直フィーダーに配置されたときにソフトウェアが用紙の実際の向きと一致するようになります。
ステップ2: 座標系とレイアウトを調整する
用紙サイズが作成されると、ソフトウェアは座標系を自動的に調整します。垂直給紙モードでは、座標系は反時計回りに90°回転します。
- 標準の iAuto モデルの場合、座標系の原点は左下隅に移動します。
- iAuto Premium シリーズ モデルの場合、原点はページの左中央端に沿って配置されます。
この回転とは、テキスト、画像、手書きコンテンツを追加する際には、回転したレイアウトを考慮する必要があることを意味します。つまり、用紙を縦向きに給紙した際にテキストが正しく横向きに表示されるように、コンテンツを横向きにデザインするということです。
レイアウト調整のヒント:
- それに応じてデザイン領域を回転し、テキストがページの長辺と平行になるようにします。
- ソフトウェアのガイドラインを使用して余白と間隔を確認し、用紙を給紙したときに内容が切り取られないことを確認します。
- 高級な便箋や封筒を使用する前に、普通紙に軽く印刷してテストしてください。
ステップ3:用紙をフィーダーに垂直にセットする
デザインの準備ができたら、用紙をセットします。用紙を縦向きにiAuto給紙トレイにセットします。以下の条件を満たしていることを確認してください。
- 用紙の位置合わせ– 端が丸まらずに、用紙の束がきちんと揃っている必要があります。
- 給紙ガイド– 用紙がきつく締まりすぎないようにサイドガイドを調整し、給紙中に用紙がぐらつくのを防ぎます。
- 紙の品質– 厚い紙やテクスチャのある紙の場合は、給紙圧力をチェックしてスムーズに搬送されるかどうかを確認します。
用紙が正しくセットされたら、書き込み作業を開始します。iAutoは用紙を縦向きに送りますが、手順2でレイアウトを回転させたため、テキストは自然な横向きで正しく表示されます。
水平レイアウトでの垂直給餌の利点
- 紙の傾きを防止- 垂直給紙により、小さなシートが不均一に引き出されるリスクを軽減します。
- 紙詰まりを軽減- ローラーが長い端をよりしっかりと掴むため、スムーズな給紙が実現します。
- 出力精度が向上– 特に封筒や小さなカードでは、書き心地がまっすぐで一定に保たれます。
- 使いやすさを拡張- 招待状、グリーティング カード、販促用挿入物など、さまざまな資料にプロフェッショナルな文章を作成できます。
最終ノート
水平送りから垂直送りへの切り替えは、最初は直感に反するように感じるかもしれませんが、特定の用紙サイズでは実用的な解決策となります。上記の手順(正しい用紙サイズの定義、座標系の調整、用紙の垂直送り)に従うことで、位置ずれや紙詰まりなどの一般的な問題を回避できます。
この方法は特に次のような場合に推奨されます。
- 10号封筒
- A6カードとシート
- カスタムサイズの小型紙
適切に設定すれば、iAuto 手書きマシンは、難しい用紙形式であっても、スムーズでプロフェッショナルかつ正確な書き込み結果を提供します。